山 行 報 告 | |
2012/8/25〜26 奥秩父・大常木谷 | メンバ:新村、他1名 記録:新村 |
【コースタイム】
(25日)一ノ瀬林道下降点6:20…大常木谷出合6:45…会所小屋跡10:30
(26日)会所小屋跡6:30…将監小屋11:00…三ノ瀬11:30…一ノ瀬林道下降点12:10
【記 録】
(25日)
余裕のある前夜発。道の駅で仮眠するが、若者が深夜に騒いで目が覚める。どうしてこんなところでと思いながらまた眠る。
記録で見たとおりの下降点で駐車。他に一台車があり、単独のおじさんが準備していた。おじさんが出発してから30分後出発。
川床に下りる急な尾根は、踏み跡がしっかりしていて慎重に下りれば問題ない。10分で一ノ瀬川に到着。一ノ瀬川を下降すると15分で大常木谷出合に到着。
最初の滝には倒木がかかっていて、倒木にまたがり身体をずらしながら進む。先輩は釜から突破。その後、別の倒木を抱えて下りようとしたら、抱えた倒木が外れて一緒に水中に落ちる。びっくりした。
五間ノ滝で斜面を高巻きしているおじさんをみつける。滝の直登は難しくない。滝上から見ると、高巻きは結構急斜面で恐そうだった。
小滝やナメを進んでいくと、轟音が聞こえてくる。思ったとおり、千苦の滝だ。とりあえず観察してみる。記録で見たとおり、落ち口が少しかぶっていて難しそう。
落ち口にハーケンを打ったと書いてあったが、残っているか下からは見えない。今回はもちろん巻くことにする。巻道は踏み跡がしっかりしていて問題ない。
次は山女魚淵。こういうところを泳ぎたかった。先輩おすすめの「のし」を試してみるが、うまくいかず沈みそう。平泳ぎで進む。ああ楽しい。
次の淵はまだかなと進んでいくと、大きいプールが現れる。これが早川淵。右岸を簡単に巻けそうだが、先輩に喝を入れられて泳ぐ。泳いだのはいいけれど、スタンスがなくて取り付けない。先輩も到着し、寒いと言うので先を代わる。
先輩は水流の左側から取り付き滝上へ。後に続こうとするがどうしても身体が上がらない。一度浅いところまで戻って深呼吸。アドバイスをもらって右からもう一度攻める。こちらもスタンスがないけれど、ガバのホールドがあって、なんとか身体を持ち上げられた。ああ楽しい。
次の不動滝上段は、枝沢を上がって懸垂かなと考えていたら、ロープを持った先輩が先に上がってしまったので、懸垂の選択肢はなくなる。自信がないのでロープを出してもらい上がる。ロープがあれば大丈夫。
ところどころで岩魚の姿を見かける。ちょっとした釜では何匹も岩魚が泳いでいたが、先にもいるだろうと思って竿を出さずに直進。
やがてゴーロ状になると岩魚の姿も見なくなる。会所小屋跡に随分早く着いたので、他の選択肢を考えてみるが、ブドウ虫も持ってきたし、焚火もしたいし、予定どおり泊まることにする。
上流で釣りを試みて(釣れなかった)、昼寝して(どこでも寝られる)、焚火して、ラジオを聞いたら、ようやく暗くなってきた。燃やしきれない薪のつづきは明日にして就寝。
(26日)
翌日も晴れ。タエモン沢のたっている10m滝を見て、先を進む。大岩のある15m滝は、先輩が左から越えるが、最後が難しそうだったので、簡単な右から登る。
次の4mトイ状滝?を先輩は細かいホールドを拾ってバランスで登るが、私には真似できず左から巻く。ボルダー5級くらいと言っていた。
最後の滝でもう一度ロープを出してもらう。詰めは好きなところを行っていいと言われ、選んだ枝沢は藪こぎでちょっと失敗。
登山道に出て将監小屋を目指す。小屋から三ノ瀬までは1時間半の林道歩き。発破をかけられ走ったら30分で着いた。ヒッチハイクの勇気は出ず、そこから車道をとぼとぼ歩いて車に到着。
ナメ床、淵、プール、岩魚、焚火と沢の醍醐味がつまったいい沢だった。